診療案内

神経内科 Department of Naurology

HOME >  診療案内  > 神経内科

院長(誠)が神経内科専門で診療しておりますが、午後から不在のことが多いので、午前中の受診をお願いしております。
中讃地区の病院に神経内科専門医が少なく、当院に神経内科的診療の希望者が増えています。
神経内科疾患の診察、特に物忘れ外来には時間がかかります。診察の待ち時間が長くなる場合がありますことご了承ください。

神経内科が扱う病状には、手足の筋力低下や麻痺、疲れやすい(倦怠感・易疲労)、めまい・ふらつき、歩きにくい(歩行障害)、むせる・飲み込みにくい(嚥下障害)、しゃべりにくい(構音障害)、物が二重にみえる(複視)、頭痛、肩こり、腰痛、筋肉痛、しびれなどの感覚異常、けいれん、つっぱる、ひきつる、勝手に手足や体が動いてしまう(不随意運動)、意識障害、不眠(睡眠障害)、排尿障害などがあります。物忘れ外来(認知症)、パーキンソン病(手足がふるえてこわばり、歩くのが不自由になる病気)の診断と治療にも積極的に取り組んでおります。

 
  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)とは…

    脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)とは…

     昔は中風(ちゅうぶう)ともいわれました。脳の血管がつまるのが脳梗塞、出血するのが脳出血、くも膜下出血とは、脳血管にこぶ状にふくれた部分(動脈瘤)ができ、それが破れて脳と頭蓋骨のすきま(くも膜下腔)に出血した場合をいいます。
     発症時の症状は、突然の意識障害、手足が麻痺して動かなくなったり、言葉が出にくく、しゃべりにくくなくなったり、しびれたりします。後遺症で寝たきりになってしまうことが少なくありません。
     脳梗塞には、脳内の動脈硬化などで血管がつまる脳血栓と、血流のさまたげとなる塊が脳内の血管にとんでふさぐ脳塞栓があります。発症して3~4時間以内であれば、つまった血管を再開通させる薬で、劇的に改善、後遺症を軽くできる可能性があります。早期発見、早期受診が重要です。
     高血圧、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病、心房細動(不整脈)などの方は、脳卒中の発症リスクが高いので、持病の管理が大切です。

  • 日本脳卒中協会が予防十か条と克服十か条を提唱しています。

    予防十か条 ①手始めに 高血圧から 治しましょう。  ②糖尿病 放っておいたら 悔い残る
      ③不整脈 見つかり次第 すぐ受診。   ④予防には タバコを止める 意志を持て
      ⑤アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒。⑥高すぎる コレステロールも 見逃すな
      ⑦お食事の 塩分・脂肪 控えめに。    ⑧体力に 合った運動 続けよう
      ⑨万病の 引き金になる 太りすぎ。    ⑩脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
    克服十か条 ①自己管理 防ぐあなたの 脳卒中。  ②知る学ぶ 再発防ぐ 道しるべ
      ③やめないで あなたを守る その薬。 ④迷ったら すぐに相談 かかりつけ
      ⑤侮るな 肺炎あなたの 命取り。    ⑥リハビリの コツはコツコツ 根気よく
      ⑦社会との 絆忘れず 外に出て。   ⑧支えあい 克服しよう 後遺症
      ⑨一人じゃない 福祉制度の 活用を。 ⑩再発か? 迷わずすぐに 救急車

 
  • もの忘れ外来では、以下の点に注意して認知症の診断をすすめます

    認知症とは・・・

    ①今日は何年、何月、何日、何曜日かわかりますか?。今の季節は何ですか?
    ②5分前に見たり聞いたり、したことを思い出せますか?。今朝の食事の内容は?
    ③言おうとしている事が出ず、「あれ、それ」などしか言えないことが多々ありますか?
    ④同じことを、何回も繰り返し聞いたり、話したり、もの忘れがあるといわれますか?
    ⑤カギや財布、通帳、印鑑など、大切な物を置いたところがわからなくなることがよくありますか?
    ⑥一人で買い物ができますか?。同じ物ばかり買って、同じ物がたまっていませんか?
    ⑦掃除、洗濯、炊事などの家事、簡単な作業に手間取るようになっていませんか?
    ⑧自家用車や自転車、バスや電車などを使って一人で外出できますか?
    ⑨目的地が思い出せない、帰り道がわからない、迷子になったりしていませんか?
    ⑩お金の管理、処方通りお薬が飲めてますか?。約束や予定を間違えてませんか?

認知症を理解し、介護するための坂出市の取り組みは→コチラ
自動車運転免許保持者の高齢化に伴い、認知症ドライバーの危険な運転が、重大事故となることが多く、問題となっております。
運転免許証を自主返納すれば、交通手段の補助などの特典が受けられるので、運転に不安があれば、自主返納をおすすめします。
免許更新に際し、医師に認知症の診断を求められ、返納となれば、自主返納とならず、特典が受けられなくなる可能性があります。
香川県坂出市で運転免許証の自主返納に関する情報は→コチラ

  • 認知症(アルツハイマー病)と加齢性のもの忘れ(老化現象)とのちがい

    加齢によるもの忘れは、一種の老化現象で、だれでも年をとるとでてくるものです。本人に物忘れの自覚があり、部分的に忘れることはあっても、体験の全てを忘れてしまうことはありません。何らかのヒントで思い出せるうちは、まだ安心です。何かをなくしても、どこかに自分が置き忘れたと思って、自分で探そうとします。日時や曜日の感覚も、間違ったとしても2~3日の誤差ならまだ大丈夫です。現在の季節や、自分のいる場所がわからなくなることはほとんどありません。基本的な日常生活、人間関係にほとんど支障はきたしません

    認知症では、本人に物忘れの自覚がなくなってきます。食事をしたことすら忘れるなど、行動の記憶がほぼ全てぬけおちます。ヒントがあっても思い出せなくなります。昔のことは覚えているのに、最近のこと、今さっき話したことを、すぐに忘れてしまいます。自分でなくしたものを探し出せず、誰かに盗まれたと人のせいにします。特に、身近に接している人を(身内でも)犯人呼ばわりしがちです。今がいつで、自分がどこにいるか、肉親の血縁関係がわからなくなってきて、日常生活が困難となります

 
  • 頭痛症(headache)とは…

    頭痛症とは…

     よくある頭痛のタイプは「緊張型頭痛」と「片頭痛」で、しばしば両者は合併します(混合型頭痛)。
     緊張型頭痛は、後頭部から首筋にかけての痛みが比較的持続性におこり、しばしば、ストレス、肩こり、眼の疲れなどを伴います。ロキソニンやバファリン(アスピリン)、カロナール(アセトアミノフェンン)などの消炎鎮痛薬(NSAID)が使われます。
     片頭痛は、どちらかのこめかみ周辺の痛みが発作的に出現し、ズキ・ズキと拍動性であることが特徴です。頭痛時に光をまぶしく感じたり、音が響いたり、吐き気を伴うことがあります。イミグランやレルパックスなどの特効薬(トリプタン系)が使われます。
     命にかかわる危険な頭痛もあります。持病に高血圧があり、殴られたような激しい頭痛に嘔気を伴う場合、くも膜下出血の可能性があり、救急対応が必要です。発熱や嘔気、こわばりや意識障害を伴うばあいは脳炎や髄膜炎の可能性があります。まれに、脳腫瘍が原因のこともあります。

 
  • めまいとは…

    めまいとは…

     めまいの症状は、①天井や壁など周囲がグルグル回る「回転性めまい」、②フワフワして安定せず、ふらつくなどの「浮動性めまい」、③立ち上がった瞬間にクラッとする立ちくらみや、長時間立っていて目の前が暗転し、意識を失いそうになる「前失神」、の3つに大きく分けられます。
     よくあるのが「良性発作性頭位めまい(BPPV)」です。体を起したときや、棚の上の物を取ろうと頭を上に向けた時など、頭を動かしたときに、回転性のめまいが起こります。ひどくなると、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。難聴や耳鳴り、耳がつまった感じを伴うばあいは、メニエール病が疑われます。
     動脈硬化などによる小脳の梗塞や出血、脳幹の椎骨脳底動脈循環不全でもめまいがおこります。自律神経失調、更年期障害、起立性低血圧や貧血などで、浮動性めまいや立ちくらみになります。
     回転性めまいは、しばらく横になって安静にしていると、次第に楽になります。軽快しなければ、点滴や内服薬の処方が考慮されます。来院困難な場合は、当院より往診も可能です。

 
  • パーキンソン病(Parkinson disease)とは…

    パーキンソン病とは…

     まず、片方の手が安静時にふるえ出すことから始まります(安静時振戦)。ふるえは両手に及び、手足がこわばります(歯車様固縮)。動作は鈍く、歩行時に手の振りが少なく、小股になる(小刻み歩行)、最初の一歩がでにくい(すくみ足)、こけやすいなどの歩行障害をきたします。
     顔の表情も乏しくなり(仮面様顔貌)、姿勢は猫背(前屈)になります。しばしば「うつ」も合併します。
     上記パーキンソン症状に認知症や幻視を伴う場合、レビー小体型認知症(DLB)が疑われます。
     病状は進行性で、厚生労働省の指定する神経難病の一つです。中等度以上に進行した場合、所轄の保健所に申請、認定されれば、申請日より医療費の自己負担額が軽減されます。
     内服薬による治療が比較的よく効き、いろいろな新薬が登場し、治療の選択枝が増えてきました。しかし、薬の副作用も少なくはなく、微妙なさじ加減が必要ですので、神経内科医や脳神経外科医などの専門医への受診をおすすめします。

 
  • その他の病気

     けいれんや失神をおこす「てんかん」、かぜや下痢症のあとに手足の脱力がおこるギラン・バレー症候群(GBS)、勝手に足が動いてむずむずする感じがあり、睡眠障害となる「むずむず足症候群」、脳・神経系の感染症の脳炎・髄膜炎、神経・筋の免疫系の異常である多発性硬化症(MS)、慢性炎症性多発根神経炎(CIDP)、重症筋無力症(MG)、多発性筋炎(PM/DM)などがあります。
     原因が不詳で、治療が困難な神経難病には、運動ニューロン病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄性筋萎縮症(SMA)、進行性核上性麻痺(PSP)、脊髄小脳変性症(SCD)、多系統萎縮症(MSA)などがあります。原因遺伝子異常などがわかっていても、治療が困難な疾患も少なくありません。筋ジストロフィーやミトコンドリア病、クロイツフェルト・ヤコブ病(プリオン病)などがあります。神経内科分野の研究の進歩はめざましく、新しい診断法や治療法も開発されてきておりますので、まずは神経内科にかかってください。

 
  • ミトコンドリア病(ミトコンドリア脳筋症)とは

     院長は、徳島大学の第一内科で神経・筋の研究グループに属し、ミトコンドリア脳筋症(mitochondrial encephalomyopathy)の筋病理学的研究で1998年に医学博士号をとりました。
     細胞は、核と細胞質からできており、細胞質の成分のひとつにミトコンドリアがあります。いろいろな活動に必要なエネルギーの産生工場の役割を果たしています。核には核の遺伝子(DNA)が、ミトコンドリアには独自の遺伝子(mitochondrial DNA)があり、異常ミトコンドリアDNAが蓄積して発症するのがミトコンドリア病です。
     エネルギーを多く必要とする脳、神経、筋肉(特に目を動かす筋)、心臓などに症状がでやすく、けいれん、脳卒中、精神症状、発達障害、物が見えにくい、難聴、手足の筋力低下などが起こります。代表的な病型である慢性進行性外眼筋麻痺(CPEO)は、低身長で、両目の黒玉が真中に固定されて、上下左右に動かなくなり、両まぶたがたれた、ぼやっとした顔つきになります。その上、目の網膜異常(網膜色素変性)と心臓の伝導障害(心電図異常、不整脈)をきたすと、カーンズ・セイヤー症候群(KSS)になります。糖尿病と難聴が合併する病状の一部にミトコンドリア異常の関与が報告されており、糖尿病難聴症候群と言われます。子供のミトコンドリアは母親からうけつぎ、遺伝するので、母親のミトコンドリアDNAが異常をおこし、その子供のミトコンドリアDNA異常が蓄積すると、発病する可能性があります。
     現時点では、保険診療で病気を治せる薬や治療法はありません。2016年9月29日、新聞各紙は、米国ニューヨークの病院の医師らが、ミトコンドリア病の一種であるリー脳症の母親の卵子から異常ミトコンドリアを取り除いて、健常者のミトコンドリアに置換し、父親の精子と人工授精させて、健常な子供をもうけることに成功したと報道しました。つまり、子供は母親の核DNA、健常他人のミトコンドリアDNA、父親のDNAと3人のDNAをもって生まれたことになります。母親の異常ミトコンドリアDNAは受け継がないので、病気は発症しないと考えられる、根本的治療法といえます。しかし、米国では3人のDNAを受け継ぐ体外受精は法律上認められてなかったため、出産はメキシコで行われたそうです。2017年1月、東欧ウクライナの不妊クリニックでも同様の成果が報告されました。
     ただし、まだ安全性は確認できていませんし、倫理的、法的に問題がある可能性もあり、日経新聞の2016年10月1日の社説にとりあげられています。

 
  • 病診連携について

    脳血管障害や腰痛症などの場合は…

     神経内科では、まず全身を内科的に診ます。現在の神経症状が、脳や神経系以外の内臓の病変からきていないかどうか検討します。当院でできる神経内科的診療よりも他科がふさわしいと考えられる場合は、ご希望を尊重して、適切な専門の診療科にご紹介いたします。
     脳卒中なら脳神経外科と、めまい・耳鳴り・難聴・嚥下障害・睡眠時無呼吸なら耳鼻咽喉科と、視覚障害なら眼科と、しびれ・腰痛・膝痛なら整形外科と、排尿障害なら泌尿器科と、躁うつ病や精神的障害なら精神科などと、各専門科、総合病院への紹介・逆紹介(病診連携)を重視しております。
     脳血管障害や腰痛症などの場合、診断には、脳や脊髄のMRI検査が非常に有用です。当院にMRIはありませんが、ご希望を考慮の上、坂出市立病院、回生病院、マルチン病院、香川労災病院、まるがめ医療センター(麻田病院)、四国こどもとおとなの病院、滝宮総合病院、香川大学病院、香川県立中央病院、高松日赤病院、高松みんなの病院(高松市民病院)、三豊総合病院、倉敷中央病院、榊原病院など、MRIのある医療機関と病診連携ができておりますので、当院からの紹介、受診日予約により、速やかに検査が受けられます。

・デイサービス ひなたぼっこ http://www.hinatabokko1236.com/
・日本脳卒中協会(予防十か条、克服十か条を提唱) http://www.jsa-web.org/
・イーローゴ・ネット http://www.e-65.net/
・認知症予防財団(予防の10カ条、介護の10カ条、接し方の10カ条など提唱) http://www.mainichi.co.jp/ninchishou/
・頭痛OnLine  http://www.zutsu-online.jp/
・めまいナビ http://www.memai-navi.com/
・難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/
・全国パーキンソン病友の会 http://www.jpda-net.org/
・日本神経学会 http://www.neurology-jp.org/

  • 地図



    医院概要/地図はコチラ ※地図画像はクリックで拡大できます
    坂出駅南約800mです。住所:〒762-0038 香川県坂出市笠指町4-28
    4-28 Kazashi-cho Sakaide-city Kagawa, 762-0038 Japan
    TEL:0877-46-5501  FAX:0877-46-5210
    google マップでの表示はコチラをクリック。※別ウィンドウで開きます
    院長(誠)神経内科外来は午前のみ。午後は名誉院長(昭郎)が担当します